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小児矯正のチェック項目!小児矯正の為に知っておきたいこと!Information

小児矯正のチェック項目!小児矯正の為に知っておきたいこと!

お子さんの歯並びについて、不安に思っている方も多くいらっしゃるようです。治療の前に小児矯正について知っておくことは大切ですね。ここではそんな疑問にお答えします。

 

 

 

小児矯正の基本

歯並び

お子さんの歯並びが悪いと思っても、小児矯正の場合は大人の矯正と異なり、成長に合わせてゆっくりと行ってゆく矯正で、将来的に綺麗な歯並びを保つことを目指します。成長と共に歯が生え変わって、問題なく綺麗な歯並びになるなら良いのですが、悪い歯並びとは、どんなふうになることでしょうか。

 

典型的パターン

①叢生(そうせい):前歯が互い違いにガタガタに並んで、歯並びの悪い状態です。顎の骨の大きさと歯の大きさのバランスが取れていない時に起こり易く、小さな顎と大きな歯の組み合わせで起こります。
②過蓋咬合(かがいこうごう):奥歯で噛むと、前歯が深く噛み込んで、下の前歯がほとんど見えないくらい隠れてしまう状態です。放っておくと、下の前歯が上の前歯の裏側の歯肉に食い込んで、傷めるだけでなく、上の前歯が押されて出っ歯になる可能性があります。
③開咬(かいこう):奥歯を噛み合わせても、前歯が数ミリから中には1センチほど、咬み合わない状態の方もいます。この状態では、前歯でうまく食べ物が噛み切れなかったり、特に「さしすせそ」などがうまく発音できないなどの問題が起きます。原因としては、子どもの指しゃぶりや舌ベロを前に突き出すクセが考えられます。一応、5歳くらいを目安に、自分から止められるように根気よくお話してあげてください。
④反対咬合(はんたいこうごう):「受け口」とも云われ、下の歯又は下顎が前に出て、噛み合わせが逆になっている状態です。歯だけの問題と、顎の骨の問題との場合があります。下顎が問題の場合は身長が伸びる時期に同じように伸びるので、伸長期の子どもの場合は、年齢と共に反対咬合が悪化するので、きちんと治療する必要があります。
⑤上顎前突(じょうがくぜんとつ):上顎の前歯が出ている出っ歯のことで、文字通り上顎の前歯が前に飛び出しているタイプと、上顎は正常なのに下顎の成長が不十分で、小さくて後ろに下がって、「出っ歯」に見えるタイプがあります。
⑥上下顎前突(じょうげがくぜんとつ):イーライン(※)より口元が外に出て唇が閉じ難い状態です。日本人では普通、イ-ライン上に唇があるか、2㎜ほど前に出たくらいです。出る程度が多いと、口を尖らしている感じで怒ったような顔に見えるので、唇を引っ込める矯正治療を行います。
※イーライン:横顔において、鼻の一番高い処と下顎の一番前(オトガイやチンと呼ばれる)を結んだ線のこと。
⑦正中離開(せいちゅうりかい):歯の間に隙間がある状態で、いつも息が漏れるので、特にサ行やタ行の発音が不明瞭で、言葉が聞き取り難いと悩むお子さんも多いようです。
⑧交叉咬合(こうさこうごう):普通は奥歯に噛み合わせると、上の歯は外側、下の歯は内側になりますが、交叉咬合では逆になり、左右に大きく崩れて、あごや顔が曲がったように見えます。片側や両側ずれた場合がありますが、症状としては、奥歯で物が噛めない、歯を食いしばれない等があります。幼児期の指しゃぶり、片側だけで噛む癖、頬杖をつく癖など原因とされます。

 

悪い生活習慣

噛み合わせの悪さ、前歯と下の歯が正常にふさがっていない場合は、遺伝と環境の2つの原因に分かれます。

 

環境の原因

①指しゃぶりや爪を噛む癖
②いつも口を開けて息をする口呼吸
③噛み応えの少ない食事ばかりをとることによる、顎骨の成長不足
④飲み込む時に上下の歯の間に舌を突き出す舌癖

 

メリット

①仕上がりが良い:歯の大きさが極端に大きく、いずれ抜歯が必要な場合でも、顎の成長をバランスよく保つ小児矯正なら、よりよく仕上がります。
歯並びが悪い状態で生えてくる歯を減少させる:乳歯抜歯のタイミングをコントロールすれば、悪い方向に生える原因を減らして、噛み合わせの状態を良い方向に導きます。
③顎の曲がりの程度を減らす:顎の成長期に噛み合わせを改善することで、バランスのとれた偏りのない噛み合わせに改善出来ます。
④手術の必要性が減ります:歯の生え変わりの時期に、歯の傾きが原因による受け口を放っておくと、悪い傾きの歯に沿って顎が成長し、ずれが大きくなりすぎて、矯正治療の時に顎の手術も併用する必要が出てきます。噛み合わせを治すことは、バランスのとれた顎の成長に繋がるのです。
⑤抜歯の可能性が減る:成長後矯正治療で2~4本の永久歯抜歯が必要な場合でも、狭かった顎を広げたり、顎の成長を正しい形に促すなどの小児期矯正治療を行えば、非抜歯治療の可能性が高まります。
⑥装置期間が短くなる:予め小児矯正時期に改善しておけば、本格矯正が必要になっても治療期間を短く出来ます。
⑦歯や顎への負担を減らせる:生え替わり時期の悪い咬み合わせが原因の極端な歯のすり減りや、顎の負担を減少出来ます。
⑧コンプレックスの解消:早めの改善により、からかいやいじめの対象を解消することで、健全な精神発達の環境を整えられます。

 

デメリット

①治療期間が長くなる場合が多い:顎の骨の成長が終わる15歳前後まで経過観察する必要があります。
②矯正期間中、一時的に歯並びが悪くなることがある:顎の成長に合わせて矯正治療を行うので、一時的に歯並びが悪い状態になることがあります。
③大人になってからも再度矯正が必要になることもある:受け口の場合は骨格的問題が大きいので、外科矯正が必要となる場合があります。
④治療結果に差がある:小児矯正装置は家庭で装着してもらうタイプなので、患者さん本人が治療に協力的でない場合は、良い結果が出難くなります。
⑤虫歯になり易い:矯正中は複雑な形の装置をつけるので、磨き残しが多く、虫歯になり易くなります。注意深く歯のブラッシングを行いましょう。
⑥歯根吸収:歯の根っこが溶けてしまうことがあります。その場合は矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になります。

 

アフターケア

通常の矯正に比べて個人差はあっても、小児矯正は後戻りし難いと云われますが、メンテナンスを合わせて行うことで、綺麗な歯並びを維持できます。歯自体を並び替える成人矯正と異なり、小児矯正は歯を正常な位置に戻しながら、歯を支えている骨を育てて行くので、長期間かかりますが、歯が元の形に戻ることは少ないです。もちろん絶対ないとはいえません。長い期間、綺麗な歯並びを維持するために、治療後の歯が安定するまで、「リテーナー」と云う装置をつける必要があります。治療後も矯正歯科医院で定期チェックを受けることが大切です。

 

 

いかがでしたか、お子さんに矯正治療を受けさせてあげたいが、治療には不安や疑問が沢山あると思います。治療前に知っておきたいことが、ここで分かることを願っています。

是非、参考にしてください。

 

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