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噛み合わせが悪いとどうなるの?~噛み合わせのセルフチェックと影響~Information

噛み合わせが悪いとどうなるの?~噛み合わせのセルフチェックと影響~

原因不明の頭痛や肩こりに悩まされていませんか? 前回は原因のひとつとして「歯ぎしり」をご紹介しましたが、今回のテーマは「噛み合わせ」。一見「きれいな歯並び」でも、正しい噛み合わせであるとはかぎりません。顎関節症を引き起こすこともありますので、乱れた噛み合わせは改善することが重要です。

今回は、噛み合わせをセルフチェックする方法と悪い噛み合わせによる影響、その対処法と適切な治療法についてご紹介します。

 

正しい噛み合わせかどうか不安~噛み合わせセルフチェック~

悪い噛み合わせを放置しておくと、頭痛や肩こり、腰痛など、全身の不調につながることがあります。そこで自分の噛み合わせが正しいかどうか、きちんと把握しておくことが必要です。ここでは、噛み合わせを調べるためのチェック方法をご紹介します。

 

左右にズレがないか?

鏡の前に背筋を伸ばして立ち、口を「い」を発する形にして歯が見えるようにします。おでこの中心から、鼻、あごを結んだ顔の中心線を確認します。上下の前歯が真ん中でそろい、一直線になっていればOKです。

 

水平方向にズレがないか?

鏡の前に背筋を伸ばして立ち、割りばしなどの棒を横向きにして、左右の奥歯で噛みます。割りばしを噛んだとき、棒が水平になっていればOKです。斜めに傾いていたら、噛み合わせにズレがあるかもしれません。

 

奥歯の噛み合わせのバランスは問題ないか?

姿勢をまっすぐにして、口を開けたり閉じたりします。上あごと下あごの奥歯をカチカチと鳴らしてみて、音の感じや奥歯がかち合う感じが左右ともにほぼ同じであれば、噛み合わせのバランスはとれています。

 

あごの関節の動きはよいか?

鏡の前に背筋を伸ばして立ち、人差し指を耳のつけ根にあるくぼみ、こめかみの下あたりに当てます。そのまま口を「い」の形にして歯が見えるようにしたら、ゆっくり口を開けていきましょう。下の前歯の中心が左右にズレたりゆがんだりせず、まっすぐ開いていけばOKです。

ガクッとしたり、カチッという音が出たりしませんか? くぼみに当てた指先に伝わる振動に左右で違いはありませんか? これらの点に注意してチェックしましょう。

 

口がしっかり開くか?

鏡の前に背筋を伸ばして立ち、無理のない範囲でしっかりと口を開けましょう。人差し指と中指の2本の指を縦にして、余裕をもって上下の歯の間に入れば、開き具合は正常といえます。

 

 

乱れた噛み合わせを放置することによる4つの危険性

理想的な噛み合わせとは、上下左右の歯がきれいに並んで、噛んだときに歯や歯ぐき、歯の骨、あごの関節などに余分な力がかからない噛み合わせです。

悪い噛み合わせとは、歯が欠けたり抜けたりしてバランスが悪くなっている状態です。悪い噛み合わせを放置しておくと、次の4つの危険性があります。

 

噛み合わせが悪いと虫歯になりやすい

食事のときにしっかり噛んだり、歯と歯がぶつかったりすることで、歯についた汚れや食べカスが落ちやすくなります。ところが噛み合わせが悪いとしっかり噛めず、歯が当たることも少なくなります。自然に汚れが落ちないために虫歯になってしまいます。

 

顎関節症

噛み合わせが悪く、口の片側で噛む癖がある人の場合、あごの関節にかかる力のバランスがくずれてしまいます。この結果、片方のあご関節に負担が大きくかかって、顎関節症になることがあります。

 
顔・表情のゆがみ

顔にはさまざまな筋肉があり、それぞれの筋肉の動きによって豊かな表情が生まれます。しかし、悪い噛み合わせによって片側の歯だけで噛んだりすることが続くと、左右の筋肉のバランスがくずれ、顔の形や表情にゆがみが生じることがあります。

 

頭痛・肩こりの原因にも

噛む筋肉である「側頭筋(そくとうきん)」は、あごの関節から頭部の横、耳の上側につながる筋肉です。噛み合わせが悪い場合、この側頭筋に負荷がかかり、緊張によって頭痛を引き起こすことがあるのです。さらに、噛み合わせの乱れによって肩まわりの筋肉バランスが悪くなり、肩こりになることもあります。

 

 

日常生活の悪い癖で、噛み合わせにも影響を及ぼす

悪い噛み合わせはどうして起こるのでしょうか? 歯並びの乱れや、歯が抜けたり欠けたりして、噛み合わせを悪くすることがあります。また、次のような悪い習慣が噛み合わせに影響を及ぼすこともあります。自分の癖や習慣を見直してみましょう。

 

ほおづえをつく

頭の重さは一般的に体重の1割程度だと言われます。たとえば体重が60㎏の人の場合、頭の重さは約6㎏です。ほおづえをつく癖があると、6㎏という重みが絶えず片側の顎にかかることになり、噛み合わせが悪くなってしまいます。

 

長い時間、足を組んで座る

足を組んだ姿勢で歯を噛み合わせると、あごの位置がずれてしまいます。この状態が長く続くと、あご関節がずれたり、噛み合わせが悪くなったりすることがあります。いすに座るときは、できるだけ足を組むことは避けましょう。

 

舌の癖・指しゃぶり

舌を前に出す癖があると、舌によって前歯が外側に押し出されることになり、噛み合わせにゆがみが生じます。舌を下げる癖では、下の前歯に力をかけてしまうことになり、やはり噛み合わせを乱してしまうのです。

またお子さんに多い指しゃぶりの場合、上あごと下あごの前歯にすき間ができてしまいます。指しゃぶりが続くと、前歯が噛み合わなくなったり、上の前歯が前方に押し出されたりします。

 

食事での片方噛み

片側だけの歯だけで噛んで食べる癖があると、噛んでいる側の筋肉が発達して、左右のバランスが崩れてしまいます。また、片側の歯が多くすり減るようになるため、噛み合わせのゆがみにつながります。

 

歯ぎしり・食いしばり

仕事や運動をしているとき無意識に起こる食いしばりや睡眠中の歯ぎしりは、歯やあごに強いダメージを与えます。大きな力がかかることによって、歯がすり減ったり、噛み合わせが深くなったりして噛み合わせを乱します。

 

抜歯後の治療放置

虫歯や歯周病、歯のケガ、親知らずの処置などで抜歯したことにより、噛み合わせが悪くなることがあります。隣り合う歯や噛み合う歯を失うことで、まわりの歯が動いてしまい、噛み合わせも乱れてしまうのです。

 

原因別の噛み合わせ治療

噛み合わせの乱れはさまざまな原因によって起こります。ここでは噛み合わせの治療方法について原因別にご紹介します。

 

歯ぎしりや食いしばりの場合

歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減っているときには、これ以上歯が削られないように保護する必要があります。自分の歯に合ったナイトガード(マウスピース)を作成し、就寝時に装着することによって、歯ぎしりを予防できます。

 

歯が欠けてしまっている場合

歯が欠けている部分があれば、詰めものや被せものをして治療をおこないます。しかし、その治療のしかたによって噛み合わせを乱す場合もあるので、噛み合わせの正しい、精密な補綴(ほてつ)治療が必要です。

 

歯が抜けてしまった場合

虫歯や歯周病、ケガなどで歯が抜けてしまった場合、噛み合わせを回復するために部分入れ歯ブリッジインプラントなどで歯を補います。さまざまな治療法がありますので、歯科医師としっかり相談しましょう。

 

歯並び自体がよくない場合

歯並びがよくないと、噛み合わせも乱れてしまうケースが多くなります。このような場合は、歯並びを改善する矯正治療が必要になります。正しい歯並びへの治療をおこなうことで、噛み合わせのズレを解消することにつながります。

 

矯正治療について詳しくはこちら

見えない矯正治療もあります

 

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