子どもの歯磨きポイントInformation

子どもの歯磨きポイント

自分の赤ちゃんの小さな口に、チラッと見えてきた白い歯、可愛くてたまりませんね。でも歯が生え始めて気になってくるのが歯磨きですね。さて、いったいいつから、どのように教えればよいでしょうか? 今回は、歯が生える前から準備しておくことで、スムーズに歯磨きが始められるよう、そのポイントをご紹介します。

 

 

 

子どもの虫歯の現状

30年前に比べると、子どもの虫歯は約半分に減っています。その背景には歯磨き習慣への意識の高まりがありますが、それ以外にフッ素ハミガキやフッ素塗布の普及、また歯科医の増加などが挙げられます。しかし、虫歯になる子どもの数は、12歳を過ぎた頃から増加傾向になり、一人で歯磨きをしない子どもは歯磨きを嫌うという調査結果もでています。このことからも、幼い頃の歯磨きが将来の歯磨き習慣の定着に大きな影響を与えるのです。

 

歯磨きを始める時期

いつから始める?

子どもの歯は生後6ヶ月頃になると、一般的には下顎から、かわいい前歯が生え始めます。個人差はありますが前歯の上下4本が、1歳前後で生え揃います。そして歯が生え始めると同時に、虫歯になる可能性も高くなってきます。乳児の歯はエナメル質が薄く、虫歯になるとその進行が速いので、早い時期から習慣化する方が良いのです。乳歯は生え変わるから、永久歯だけしっかり歯磨きすれば大丈夫と思っていませんか。乳歯に虫歯が多いと、永久歯も虫歯になる可能性が高くなります。

 

スムーズに歯磨きに繋げるステップ

歯が生え始めて急に歯磨きすると、赤ちゃんが歯ブラシを嫌がったり、うまく進まないことがあります。ここでは歯磨きにスムーズに繋がる4つのステップを紹介します。

 

  • 口の周りを触る

歯が生え始める前に、頬やお口の周りを撫ぜたり、唇や歯茎のあたりを指で軽くタッチするなどのスキンシップを取りながら、口の周りを触られることに慣れさせます。

 

  • 口内を拭う

前歯が生え始める6ヶ月頃になると、ママさんの人差し指にガーゼを巻き付けて、口中の前歯や頬の裏、歯茎などを拭いてあげてください。

 

  • 歯ブラシを口の中へ

8ケ月頃から、座らせて歯ブラシを持たせて、口の中に入れる習慣を身につけて行きます。この時、ママさんが歯磨きの歌を歌いながら、歯ブラシを口の中に入れるのも効果があります。

 

  • 一人で歯磨き挑戦

前歯が上下4本生え揃った1歳頃になれば、歯ブラシを持たせて自分で磨く練習を始めましょう。ただ、歯ブラシで喉を突いたり、持ったまま転倒しないように充分に気を付けてください。

 

歯ブラシ・歯磨き粉の選定のポイント

・小さいヘッドのもの
・毛は柔らかくて、密集しているもの
・ハンドルは掌の大きさに合った、持ちやすいもの
・安全性の高いもの
・歯磨き粉は幼児用の泡立ちの少ないジェル状で、虫歯予防のフッ素配合のものですが、使い始めは、ブクブクうがいができる1歳から1歳半くらいが良いでしょう。

 

仕上げ磨きのポイント

乳幼児の歯磨きでは、最後に必ずママさんが歯磨きの仕上げをすることが大切です。ママさんのお膝の上に仰向けに寝かせて、仕上げ磨きをしてあげることは親子のスキンシップにもなり、とっても良いことです。これから一生続く歯磨きですから、その習慣づけと重要性をしっかりと子どもに伝えてください。以下の虫歯になり易い箇所を念入りに磨いてください。

 

虫歯になり易い箇所

・歯と歯の隙間
・上の前歯の裏側
・奥歯の咬み合わせ部分

 

歯磨きが嫌がられる理由

最初、歯ブラシを持たせた時に楽しんで歯磨きしていたのに、ある時から突然嫌がるようになってしまった、ということもあります。そんな時には、子どもにとって何か“嫌がる”ことが起きていたはずです。歯磨きを嫌がる子どもの理由は様々ですが、以下にその代表的なものを挙げてみました。

 

主な“嫌がる”理由

口の中に歯ブラシが入るのが気持ち悪い

今まで口に入れてきたものと違う異物の歯ブラシが、歯や歯茎に触れて気持ちが悪かったり、固いものが口に入るのに拒否感を覚えるようです。特に口の上側に歯ブラシが触れることを嫌がる子どもは多いようです。赤ちゃん用の歯ブラシを使うことをお薦めします。

 

長く口を開けているのがつらい

歯磨きの為に口をずっと開けていると、唾がどうしても溜まってきます。大人なら吐き出すことができますが、子どもはまだ上手くできないので苦しくなってしまうのです。唾がたまってきたタイミングで、一度吐き出すようにしましょう。また顎も疲れて来るので、唾を吐き出すタイミングで少し休憩を入れてあげてください。

 

ママが怖い

歯磨きの時に短時間で終わらせようと、無理やり押さえつけて怒ったり、また、強い力で歯を磨いたりしていませんか。これが逆効果になって、“歯磨きするとお母さんが怖くなる”というイメージをお子さんに植え付けてしまうのです。歯磨きの時間はお母さんと仲良くできて楽しい、そんなイメージをお子さんに持ってもらえるように、優しく笑顔で接することに心がけてください。

 

いやいや期の乗り越え方

子どもが歯磨きを嫌がるには理由がありましたが、全てのことに理由なく嫌がる、“いやいや期”にも対処する方法があります。

 

正しい歯磨きの仕方

自分で何でもやりたがる時期ですから、正しい歯磨きの方法を学べるチャンスと考えてください。歯ブラシの正しい持ち方や、前歯と奥歯の磨き方の違いなどを教えて、お子さんのやる気と自立を手伝ってあげましょう。

 

スルーする時間の習慣づけ

“いやいやするとお母さんがかまってくれる”という気持ちが子どもにはあります。そこで、歯磨きの時間ならお母さんと触れ合えると、お子さんに気づかせることが大切なのです。そのために、「この時間はこれをしなければいけない」というリストを作って、それが完了するまでは、お子さんのいう事を聞かない習慣をつけましょう。お母さんと触れ合えるのが歯磨きの時間と気づけば、すすんで歯磨きをするようになってくるでしょう。

 

大袈裟に褒める

上手く歯を磨けたら、少し大袈裟に褒めてあげてください。“自分でできた”、“大好きなお母さんに褒められた”というプラスのイメージが、次も頑張ろうという気持ちになるものです。例えば、「よく磨けましたで賞」などのシールが毎日貼られれば、いやいや期のお子さんのモチベーションも上がることでしょう。

 

いかがでしたか、ここに挙げたポイントをしっかり実践して、すすんで歯磨きができるお子さんにしてあげましょう。

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