気になる予防!予防歯科治療とは一体何をするの?Information

気になる予防!予防歯科治療とは一体何をするの?

あなたは自分が80歳になった時に、どれだけ自分の歯が残っていると思いますか?日本人は平均13本で、フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国では、平均15~20本だそうです。これって日本の歯科技術が低いからです。いや、そんなわけないですよね。その違いは次の一点にあります。「歯が痛くなってから歯医者に行く」日本と、「歯が痛くなる前に、定期的に歯医者に通う」北欧諸国との違いにあるのです。今回はあなたにとっても大切な歯の予防についてのお話です。

 

 

予防歯科

あなたは、「たかが虫歯や歯周病、死ぬわけでもないから、予防治療なんて考えなくても良いのでは?」と、思っていませんか。予防歯科では、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療を行います。治すための治療ではなく、虫歯や歯周病にしないための予防治療を行うのです。

虫歯や歯周病からの悪影響

  • 早産のリスクが高まる:歯周病にかかると、早産のリスクが7.5倍に高まると云われています。
  • 子どもが肥満や、病気がちになる:虫歯の多い子供はモノをよく噛まないから、偏食になりがちです。その結果栄養が偏り、肥満になったり、病気がちの子供が増えるのです。
  • 好きなものが食べられない:虫歯や歯周病が原因で総入れ歯になると、自分の歯で噛む時の1/4しか噛めないと云われ、固いものが食べづらく、好きなものが食べられなくなります。
  • 口臭が気になる:口臭の原因の大半は歯周病です。「口が臭いから」と家族や友人に嫌われたら、楽しくお話しすることも出来なくなりますよね。
  • 老け顔:虫歯や歯周病のせいで入れ歯になると、口の周りに細かなシワが出来易いので、老けた感じの顔になってしまいます。
  • ボケ易くなる:虫歯や歯周病で歯を失うと、よく噛むことが出来なくなって、脳への刺激が減り、ボケ易くなると云われています。

妊娠中のお母さんへ

妊娠中に歯周病にかかると、早産の危険が7.5倍にも高まります。

早産の原因になる2つの理由

  • 歯周病菌を追い出そうと、サイトカインとプロスタグランジンと云う物質を作り出しますが、この2つの物質は出産のGOサインを出す物質でもあります。妊婦さんの体内でこの物質が増えると、「もう赤ちゃんを産んでも大丈夫」と体が勘違いして、まだ未成熟の赤ちゃんを早く産もうとしてしまうのです。
  • 妊婦さんの口の中で歯周病菌が増えると、血流に乗って羊水に入り込みます。歯周病菌の出す毒素によって羊膜が破壊されて、早産を起こしてしまいます。

妊娠中は歯周病菌にかかり易い

奥歯を磨こうと歯ブラシを口に入れると、つわりの影響で、「オエッ」とえづく方も多く、どうしても磨き残しのせいで歯周病にかかり易くなるのです。また、妊娠中は女性ホルモンの影響で歯周病の進行が早く、あっという間に悪化して重症になることもあります。

小さなお子さんへ

虫歯の多い子どもはモノを上手く噛めないので、偏食しがちです。その結果、栄養が偏り、肥満になったり、病気がちな子供になります。また、「よく噛むと頭が良くなる」と云われますが、これは噛むと言う刺激で脳が活性化し、集中力や記憶力が高まるからです。その反対の結果はもう、お分かりのことと思います。虫歯の予防は、あなたのお子様が健康に成長するのに、とても大切なことなのです。

中高年の方へ

好きなものを食べて、いつまでも健康に楽しく暮らしていたいのは、みんなの願いですよね。そのためには、虫歯や歯周病の予防がとても大切なのに、日本人の50代前後の方に多いのが歯周病で、88%の方がかかっていると云われています。虫歯や歯周病による悪影響で6つの項目を挙げましたが、それ以外に、寝たきりになり易いことも挙げられます。例えば、転びそうになった時に、奥歯で「グッ」と食いしばってバランスを保つなどの動作が出来ずに、簡単に転んでしまうことがあります。転んで怪我をしたことがキッカケで寝たきりになるケースも多いようですよ。

虫歯や歯周病を防ぐには

毎日歯を磨く習慣のある日本人の割合は95%以上ですが、それでも96%の人が虫歯になり、80%以上の人が歯周病にかかっていると云うのが現実です。それはなぜでしょうか、その理由は、「隅々まできれいにすることは、それ程難しい」と云うことに尽きます。プロの歯科衛生士でも、歯に付いた汚れを隅々まで綺麗に落とすには、歯磨きに20分くらいかけます。普通の人で、歯磨きに20分もかける人はいないでしょうから、磨き残しが出るのは当たり前ですよね。その磨き残しが原因で虫歯や歯周病になってしまうわけです。これだけはっきりと原因が分かっていて、国としてその撲滅に取り組んだのが、北欧のスウェーデンです。

たった30年ほど前までは、スウェーデンも虫歯や歯周病が多い国でしたが、国家を挙げての予防歯科治療に取り組んだ結果が下記の表に現れています。

 

国名

平均虫歯本数

歯周病にかかる人の割合

日本

9.5本

80%

スウェーデン

3.6本

20%

スウェーデンの予防歯科治療

・国民に定期的(数ヶ月に1度の割合)に歯科医院を受診させる
・歯のプロである歯科衛生士が専門の機械を使う
・高度な技術で「磨き残した汚れ」を徹底的に落とす

日本の予防歯科治療

・虫歯や歯周病の検査、治療
・唾液検査
・PMCT
・フッ素塗布
・効率の良い歯の磨き方のレクチャー
・生活習慣でのアドバイス

いかがでしたか、虫歯や歯周病を防いで、いつまでも健康で楽しく暮らせるように、今から予防歯科治療を受けてみませんか?

是非、参考にしてみてください。

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