予防歯科のポイント!Information

予防歯科のポイント!

虫歯などになってから慌てて治療するのではなく、それ以前の予防を大切にすることを「予防歯科」と云います。歯とお口の健康を守るには、歯科医院などで行う「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、歯科医師や歯科衛生士の指導に従って行う毎日の「セルフケア」の両方で「予防歯科」を実践することが大切になります。そのためにも、歯科医院で定期的に検診を受けましょう。

 

 

セルフケアの実践

毎日しっかり歯を磨いているのに、虫歯になってしまったことはありませんか。自分ではキチンとケアをしているつもりでも、磨き残しが出来てしまうものだから、歯科医や歯科衛生士の指導を受けて、自分に合った適切な方法で歯の手入れをする事が大切です。

歯垢を落とす

歯垢(プラーク)とは?

お口のトラブルの原因となる歯垢(プラーク)は、歯の表面について増殖する細菌の塊です。
1mgの歯垢(プラーク)には約2~3億個もの細菌がいて、虫歯だけでなく歯周病や口臭などの原因となるのです。

歯垢(プラーク)の残り易いところは?

歯垢(プラーク)は粘着性が強くて、歯の表面に付着するから、うがいでは取り除くことが出来ません。特に奥歯の咬み合わせ面や歯と歯茎の境目、歯と歯の間などの磨き難い部分に残り易いので、注意してください。

実践のポイント

1-歯垢(プラーク)をしっかりかき出せる歯ブラシの選び方

・歯ブラシヘッドの長さは上の前歯2本分が目安で、口の中で動かしやすいものが良いです。
・毛の硬さは歯茎が健康なら、「ふつう」、または「硬め」くらいで、出血するようなら、「柔らかめ」にしましょう。
・ハンドルの動かしやすいなどの、握ったときのフィット感が大事です。

2-デンタルフロスなどの使用

歯と歯の間の歯垢(プラーク)は、デンタルフロスを使って落としましょう。歯ブラシとの併用で、歯垢(プラーク)の除去率は歯ブラシのみの58%に対し、86%までに大きくアップします。今はいろんなタイプのデンタルフロスがあるので、自分に合った使い易いものを選んでください。

細菌を増やさない

細菌はいつ増えるか?

唾液にはお口の中の細菌などを洗い流す自浄作用があります。でも、就寝中は唾液の分泌が少なくなるので、その作用が低下し、虫歯の原因菌のミュータンス菌などが増殖してしまうのです。

実践のポイント

1-殺菌剤配合のデンタルリンスを使いましょう。

2-就寝前の使用がおススメです。

デンタルリンスは殺菌成分がお口の隅々まで行き渡るので、細菌の増殖を抑えられます。

フッ素を歯に残す

フッ素とは?

自然界にある元素の1つでお茶などにも微量に含まれているフッ素は、骨を作るのには欠かせない役割を果たしており、虫歯予防にも高い効果を発揮します。

フッ素はどうして歯に良い?

1-エナメル質の修復を促進:酸のせいで歯から溶け出したカルシウムやリンを補うことで再石灰化を促進します。

2-歯の質を強化:歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶け難い性質にします。

3-酸が作られるのを抑える:虫歯を引き起こす細菌の働きを弱めて、酸が作られるのを抑えます。

実践のポイント

歯磨き剤に含まれるフッ素は、歯磨きの最中だけでなく、歯磨き後も口内に残って少しずつ作用します。毎日の食事で必ず脱灰は起きているのだから、虫歯予防にはフッ素をいつも口内に常駐させて再石灰化を促すことが理想的です。そのために、出来るだけ長くフッ素を口内に残す工夫をしましょう。

1-年齢に応じた適切な量の歯磨き剤をつけましょう。

年齢

使用量

0~2歳

1~3㎜程度

3~5歳

5㎜程度

6~14歳

1㎝程度

2-じっくり3分(回数多く)磨きましょう:短い時間(30秒)より長い時間(3分)かけて磨くことで、フッ素が口内に残ります。虫歯の原因となる歯垢(プラーク)をきちんと除くためにも、しっかりブラッシングすることが大事です。

3-すすぎは少量の水で1回:歯磨き後は歯磨き剤を吐き出して、5~15㎖の水で5秒程ブクブクする程度で終えましょう。

プロケア

セルフケアと共に、磨き残しがないかなどを定期的チェックする為に、歯科医院での健診を年2~3回受けるのが理想的です。

歯科医院で行うケア

  • 口腔内検査:歯や歯茎の状態チェックや、お口の中の細菌数の計測をします。
  • スケーティング:歯石の除去には、スケーラーという器具を使います。
  • PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング):通常の歯磨きでは落とせない歯垢(プラーク)などを、専用機器で取り除く清掃です。
  • シ-ラント:歯垢(プラーク)が残り易い歯の咬み合わせなどの溝を樹脂でふさいで、虫歯を予防します。
  • フッ素塗布:高濃度のフッ素を歯に塗布して、虫歯を予防します。
  • 歯磨き指導:一人一人のお口の状態に合わせたセルフケアの方法を指導します。

 

いかがでしたか、「予防歯科」の基本は、歯の生え始めから歯の健康を考えることにあります。歯を失うと生活の質(QOL)が下がるので、正しい知識を身につけ、一生を通じて歯をトラブルから守り、管理する「予防歯科」が大切になるのです。

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